2011年10月25日

長崎よりお客様

家工房で皆様にご紹介させていただいています『慈眼の塩』、
長崎の平戸の海でとれる天然のお塩です。

たいへんな手間暇をかけて作られています。
 
 
 
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そのお塩の作り手の御夫婦がモデルルームを訪ねてくださいました。

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しばらくの間、時間を忘れて自然への愛情と作り手としてのこだわりを
聞かせていただきました。
たいへん有意義な時間でした。

美味しいお塩をつくるため、人の手は頼らず、つきっきりで御夫婦だけで
作業をされるそうです。
こまめにあくを取りながら薪で焚きあげる…、
繊細で重労働な作業の繰り返しでこのお塩ができているのです。

このお塩を食べると元気になるとよく皆さんからお聞きしますが、
徹底的にこだわったものには作り手の愛情と元気が詰まっているから、
…なのかな…、と思いました。

一切の妥協を許さない、林さん御夫婦の深い情熱に私も力を
いただきました、やはり本当にいいものはこだわりがないと作れない、
家工房の家も同じです。
 
 
 
林さん、毎日お仕事でお忙しい中お立ち寄りいただき本当に
ありがとうございました。
林さんに負けないよう、また今日からがんばりたいと思います。
どうかこれからもお元気で美味しいお塩作り続けてください、
今度は九州へ私が会いに伺いたいと思います。

このこだわりと元気の源をぜひ見たい!…また楽しみができました。


投稿者 家工房 : 16:21 | コメント (0)


 
 

2011年10月12日

完成しました!

東北の大震災から3カ月たった頃、ようやく建材の流通が始まり
それまで延期をしていた現場が始まりました、6月終わりのことです。

その頃着工した改装工事が完了し、今日は御挨拶に行ってきました。

テーマは風通しのいい家造り、どこに居ても気持ちのいい家に改装すること…、
そして…、
お嬢様の思い出の品を家の中にいつでもみえる形で保存すること。

今日はお写真を撮らせていただいたのでお嬢様の思い出を保存した方法を
御紹介したいと思います。
 
 
 
【キッチンとリビングの間仕切りの建具】

リビング側

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キッチン側

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お嬢様が小さかった頃描かれた絵を上下二枚、建具に入れ込みました、
ガラスで覆いリビング側に向け飾ってあります。

ご両親様が大切に保管していらっしゃった絵です、いかにいい状態で
見せるかがポイントでした、建具屋さんの渾身の戸です。
 
 
 
【リビングと洋室の間仕切りの建具】

同じくお嬢様の描かれた二枚の絵をこちらの開口部には一枚ずつ…、
まるでギャラリーのようです、洋室の方から射し込む光がすりガラスを通して
額縁のように絵を囲んでいます、開くと開口部の両側に絵が飾られます。
 
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【トイレの入口の建具】

ここにも作品が…。
見えているのは廊下から見たトイレの入り口、
実はこの裏側、トイレに入った時に見えるのがお嬢様が作られた作品です。

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その作品…、まるでステンドグラスのように輝いています。
トイレがただ機能する場所ではなく、大切な居室の一つになったとても
参考になる良い例だと思います。

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この日、室内には心地いい風が随所にふいていました。

ふんだんに使用した無垢の木が風通しとの相乗効果で空間を心地よく
してくれているのが良くわかりました。

家が気持ちの良い空間になったとお施主様からもお言葉をいただき
よけいにさわやかな気持ちにさせていただきました。
 
 
 
 
お施主様、長い間、御不便をおかけいたしました、
お世話になりました、本当にありがとうございました。

職人、関係業者代表いたしまして工事中の様々なお心遣いに
心より御礼申し上げます。

 
末筆になりましたが、御家族様と福ちゃんのご健勝を心より
お祈り申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

投稿者 家工房 : 16:55 | コメント (0)


 
 

2011年10月05日

姫路城大天守保存修理工事

私が生まれた年、昭和39年に完了した姫路城の『昭和の大修理』、
半世紀が過ぎた現在、2015年完成予定の保存修理工事が行われています。

何かの縁があるわけではないのですが、生まれた年に大規模な修復が、
さらに50歳の節目に保護する修復が行われるという偶然に親近感がわき、
御紹介をしたいと思い記事を書いています。

 
 
 
国宝でもある世界文化遺産の指定を受けている兵庫県の姫路城、
別名白鷺城とも呼ばれるこのお城は1346年、約660年前に築城されました。

国宝四城の一つで現代では時代劇などのロケに使われることもあります。
(『大奥』などはそうだと思いますが・・・)

現在、このお城の天守閣の大規模な修理が行われています、
漆喰壁の塗り直しや瓦の吹き直しを中心に痛みや汚れの修繕をするようです。
修繕に伴い、普段は見られないない構造体の内部が公開されました。
そこには私たちが目指す、【100年以上使い続ける事のできる家】の基本が
すべて凝縮され息づいていました。
 
  
 
内側の修復の為に取り外された壁の内部です。

姫路城土壁.jpg

660年の時を経て今現在もなおこまい状に組まれた木は腐っていません、
組まれた時のまま強度を保っています。
その当時使われた道具がその横に掲示されています。
 
 
 
屋根のかわらが外された土葺き部分です。

姫路城屋根.jpg

この土も骨組みも同じように当時のままでした。
100年どころか600年を超えても日本の建築物は健在である、
たいへん重要なしかも私にとっては大きな後ろ盾となる事実です。

 
 
 
今【家工房】が皆様にご提供させていただいている家は、規模こそ違えど
この建築方法や使う材料、建築そのものの考え方などを受け継いでいます。

皆様に100年住み続ける事が出来ると自信をもってお話しするのは、
このように数百年建ちつづける建築物がそのままの形で残されているからです。

 
 
現在、姫路城は外気や天気に左右されない工事ができるよう巨大な建物で
覆い尽くされています。
この建物の内部、地上7階8階部分からこの修繕の模様を見学出来るのです。

姫路城.jpg

 
 
 
公開は2011年の3月から2014年の春ごろまで、入場料がかかります。

めったに見られない築660年の建物の構造材、とても高い技術でこのような
建物を支える職人さん方の匠の技、なによりお城を見降ろす場所からの見学は
この機会にしかできない貴重な体験になると思います。

 
 
行楽の秋になりました、少し遠いですが足をのばしてみませんか?


投稿者 家工房 : 15:44 | コメント (0)