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2010年06月20日

現場レポート・・・肝心要(かなめ)のエツロ

先日中間検査が終わったM邸の現場です。

整然と並んだ竹にわら縄がからみついています、
丸の竹と、ヌキといわれる柱に対して直角に差し込んだ木に、
わら縄をつかってすべての竹を固定していくのですが、
左官屋さんならだれでもできる・・・、という仕事ではありません。

熟練した職人さんでなければできない、
家にとっては肝心要の重要な部分です。

P5040271.JPG

P5040274.JPG

 
なぜ重要か?・・・

それはこのわら縄が一旦土壁の水分を吸い、次に乾くことで強くなり
その強くなった縄で固定することで編み上げられた竹の強度が上がり、
さらには壁全体の強度が上がることにつながっているからです。

この強靭な壁の中に湿度を調整できないものが全く含まれないことで
当然のことながら調湿機能も100%発揮できます。

家の強度も、湿気対策も担う、肝心要のエツロのお話でした。
 
 
 
 
屋根(天井)です。

ガラス瓦が見えます。
この光が住む方にとって思いもよらない効果を生みます。

明るいというのはもちろんですが、家の中全体が柔らかい光でつつまれ
人口の光では得られないやさしい空間が生まれるのです。

暑くはならない場所に設置することで、太陽光のみを安定して部屋に
入れることができる為、トイレや洗面なども清潔に使うことができます。

天窓を設置するのと違い、雨漏りの心配もありません。

P5040272.JPG
 
 
 
 
検査が終わると次は荒壁付けの工程にうつります。
写真はこれからまさにこれから付けられる土のかたまりです。

泥といってもいいほど大量に水を含んでおり、壁に付けた後、
この水分が抜ける事でできる無数の小さな気泡が空気中の水分を
吸ってくれます。空気中の水分量が低下してくると、自然に含んだ
水分を排出するため、一年中室内は調湿された気持のよい空間に
なるのです。

〖参考〗土の話

100607_125945.JPG
 
 
 
次回は土壁がついたころレポートします、
ちょうど暑くなった頃になりますので土壁がついた空間がどれほど涼しいかを
お伝えしたいと思います。

お楽しみに・・・。

投稿者 家工房 : 2010年06月20日 13:39


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