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2010年03月23日

3年目の森

待ちに待った北設楽の森の持ち主さんから『伐採が終わった』との連絡がありました。

昨年の台風の影響で半年ほど予定より遅れての伐採だったそうです。
 
 
 
この森は、建築資材を作り出すため数十年前に杉が植林された人口の森です、
当時は海外から材木を輸入するなどといったことはなく、この地方の杉やヒノキは
林業という形で山里の方々の暮らしを支えていました。
しかし現在、安価な外材(輸入した材木)が流通の主となり、国産の材木は
つくっても商品にならないという状態になっています。

金銭価値が無くなり、出荷することができない・・・、
伐採して大切に育てても売れない・・・、

そんな事情から、次第に、森に手を入れ木々を育てる林業家の方々が減っていきました。
結果として森は杉の木が密集し、地面に陽がささず鬱蒼(うっそう)とした森になりました。

森は本来、落葉樹と針葉樹が程良いバランスで生育し、落ち葉がくさり腐葉土となり、
太陽の光をを森全体に差し込ませ栄養を蓄え、針葉樹を大きく育てていました。

ところが『売る』目的で、落葉樹を伐採し、針葉樹のみを育てたため、手入れをやめた森は
太陽の光さえささない死の森へと変化しつつあるのです。

死んだ森は水を蓄える肥沃な大地でなくなり、ときに土砂崩れを起こし崩壊していきます、
崩壊すると栄養を大量に含んだ清水が川に流れなくなり、やがては海をも死に導くのです。

私たちは海に囲まれた海産物の豊富な土地に住んでいます、しかし、山の崩壊が進めば、
山の方々の生活だけでなく、海に住む私たちの生活も同じように脅かされるのだということを
私たちはもっと早く気が付くべきだったでしょう。

今私たちの生活を・・・、地球そのものをを守るためには、CO2削減もそうですが、
本当は、山を守ること・・・、これを優先させるべきではないかと心から思うのです。
 
 
 
私は3年前からこのことを念頭に、山の持ち主さんと少しでも近くで森に触れていたいと
伐採し不要になってゴミになる木々をいただく取り組みをしています。
 
  
 
今回、この取り組みを、家工房を通じてご理解いただける方と一緒に進めるべく
森に行ってきました。
 
 
 
森は伐採が終わり、すがすがしく光が差し込んですっかり明るく変わっていました。
 
森に入り伐採された杉を下に降ろす作業中です、斜面には大量の杉が横たわっています。
 
薪1.JPG

山から下りてきた木々をトラックに積み込むところです。

薪2.JPG

伐採によりでた枝の片づけをしています。

すっかり片づいた地面から、杉の小さな芽が出ているのを見つけました。
この芽にも太陽が当たり、いずれ大きく成長していくでしょう。

薪3.JPG
 
 
 
木々の収集にご参加くださいました皆様、本当にお疲れさまでした。
 
 
 
この活動を、『チーム 風』を立ち上げ広くたくさんの方々に知っていただく為、
末長く行ってまいりたいと思います。

ご参加くださいました皆様、今回はご参加いただけなかった皆様・・・、
次回またこの設楽の山で一緒に一日を過ごしましょう。
 
 
 
目標は日本中の山々を元気にすることです・・・。

投稿者 家工房 : 2010年03月23日 20:11


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