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2009年08月14日

The Sense of Wonder

センス・オブ・ワンダー…、神秘さや不思議さに目を見はる感性のことを言います。

このことはレイチェル・カーソン著、センス・オブ・ワンダー(不思議さに驚嘆する感性)
という本の中で詳しく紹介されていますので、ぜひ、お読みください。

 
 
 
 
私なりの解釈です。

この仕事を始めて11年、いろいろな方との出会いの中で家を通してお話をすると
自然について同じような興味を持ち、同じような価値観で生き方を受け止めている、
子育てや将来について前向きに明るく取り組み、地球規模で物事を感じ、考える…、
といった方との出会いがたいへん多いことに気付きました。

中でも家工房の家に少なからず興味を持ってお話していただいた方の中では、割合が
極端に多く、それを如実に感じるので、最近その方々にじっくり『幼少期に育った環境』を
聞くことにしてみたのです。

 
 
 
…おじいちゃんの家が山にあり裏の山で遊んでた
 
 
 
…海の近くに住んでいて海水浴ばかりしてた
 
 
 
…昔、古い家に住んでいて縁側で昼寝をしてた
 
 
 
…両親が米や野菜を作って食べさせていた
 
 
 
…遊びは自然の中だった
 
 
 
…動物と一緒に育った
 
 
 
 
などなど…、現代では当たり前に手に入れられない、自然に包まれた環境で
ほとんどの方が幼少期を過ごしていらっしゃったのです。
 
 
 
この方々は大人になって自然の大切さに気づき、子供や家族を自然の中で育みたいと
考え、科学的に作られたものを良しとせず、自然の中であるがままに生きたいと思われ
行動に移していらっしゃいました。

 
 
 
『気づき考える力』は幼少期、自然の中にどのように接し、どのように感じたか、によって
のみ育まれるのだと思うのです。

 
 
 
現代において、自然の中に身を置くことすら難しい生活を強いられている子どもたち、
パソコンやゲーム、テレビなどが毎日を楽しくさせてくれたとしても『気づき考える力』は
少しも育まれないということを、私たち親の責任として知っておかなければなりません。
 
限られた地球環境の中で、いかに深い感性を子供に持たせることができるかを真剣に
考える時に来ているのではないかと思うのです。
 
 
  
この本の中で作者はこう言っています。

子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、
さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。
幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。美しいものを美しいと感じる感覚、
新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などの
さまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについて
もっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、
しっかりと身につきます。消化する能力がまだそなわっていない子どもに、
事実をうのみにさせるよりも、子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうが
どんなにたいせつであるかわかりません。

              センス・オブ・ワンダー(不思議さに驚嘆する感性)
              レイチェル・カーソン著/上遠恵子訳(新潮社刊)より抜粋

 
 
 
 
幼少期にどんな体験をしたかによって先の人生さえ変えていくとすれば、自然の中での
経験をできるだけたくさんさせてやるべきなのではないでしょうか、私たち大人は現代の
子供たちより早く生まれてきた分、自然はあちこちにありました、今はその自然すら大人の
勝手な事情でどんどん無くなっています、子供たちに対する責任を果たすとしたら、
金銭的に豊かな暮らしではなく、心豊かに暮らせるための土壌を幼少期に作ってあげる
ことが重要なのではないでしょうか…。
 
 
  
 
やっぱり自然の力は偉大でした。
 
 
 


投稿者 家工房 : 2009年08月14日 14:40


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