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2009年07月09日
新しい現場が始まりました!!
先週新たに始まったR邸の建前が無事終わりました。
建前が終了するまでの現場の様子をレポートします。
5月20日 地鎮祭
ご家族のご多幸と工事の安全を祈願して地鎮祭が執り行われました。

地盤改良…柱状改良によって強固になった地盤です

大工さんと基礎屋さん、打ち合わせ中です

ここは大工さんの作業場です、ここですべての材料が大工さんの手によって
作られます、屋根を支え、柱を束ねる丸太ができあがっています。

作業場の中です、建前までの間、構造材のすべてをここで作り、管理します、
写っているのは職人さん、材料に墨付けし刻み組める状態にします。

かわって現場、基礎の背筋ができました、ここで瑕疵保証の検査を受けます、
きちんと強度のある基礎の骨組みができているかどうかの検査です。
【合格】でしたので、このあと基礎ができあがります。

基礎ができあがり材料の搬入が始まりました、職人さんが作業場で作り上げた
材料です。搬入が終わるといよいよ建前です。

7月2日 建前
この日は朝から雨、天気予報では午前中にあがるとの事だったので始まりの
時間を遅らせて9時から始まりました。
お施主様と棟梁で御神酒でのお祓いです、無事工事が進みますように…。

お施主様から『ひとこと』をいただき、御神酒で乾杯…、いよいよ始まります。


大黒柱がたちました、7寸と呼ばれるヒノキの通し柱です、末永くこの家を守ります。

大黒柱に要の梁が入ります、幅40cmを超える松の梁です。


梁が大黒柱に差し込まれ固定されます、この家の要になるこれらの材料で、
ビクともしない強固な家になるのです。

桁の継ぎ手です、【追っかけ】という手法を使い材と材をつなぐのです、
この継ぎ手は大工さんが一つ一つ作る以外作りようがありません。
まさに職人の匠の技です。


桁を組みます、わずかな隙間も作らずがっちりと組まれるため建物の揺れが
ほとんどありません、昔の建物が強かったのは、材料を職人さんが作り
組み上げたからなのでしょう、この手法を使いこの家は造られています。

お施主様にご許可いただき見学のご希望をいただいた方をご招待しました。
素晴らしい材料と職人さんの技をたくさんの方に見ていただきました。

休憩のひと時…、お施主様にご準備いただいた飲み物などでお話ししながら
いっぷく。この時間は職人さんとお施主様がお話しできる貴重な時間です。

二階の梁をあげています、クレーンのオペレーターさんも職人さん…、家工房の
開業以来、一緒に仕事してきた仲間です。材料に気を使い行かせたい場所に
ピタッと運びます。大工さんとの連携も慣れたものです。


丸太が組まれました、丸太と丸太がクロスされ下から見上げると木々が力強く
家を守っているのが見えます。

さらに継ぎ手…、二階の桁です。

たる木が組まれ始めいよいよ屋根じまいにかかります、家の外観がわかるように
なりました。


お施主様によりお札が棟にしばられました、基礎の下のお札と棟木にしばられたお札
とで『天と地』双方から家が守られます。

屋根じまいがすすみ屋根の形ができあがりました。

…というわけで無事R邸の〖棟上げ〗が終わりました。
毎回この棟上げの日を迎えると、私は感動で胸がいっぱいになります。
こんな小さな会社をお選びいただいたお客様への感謝の気持ちと、
私のような者の要望を細かいところまで建築に繁栄させてくれる職人さんの
心意気を心から感じることのできる、建築屋冥利につきる一日なのです。
今回もまた素晴らしい家が建ちました。
この日までとてつもなく長い時間をお付き合いいただきましたお施主様、
お忙しいお時間をたくさん使っていただいて本当にありがとうございました。
おかげさまで素晴らしい御宅を建てさせていただく日を迎えることができました。
これから完成に向け精一杯お仕事をさせていただきます、よろしくお願いします。
この日の数々のお気遣いほんとうにありがとうございました、職人一同を代表して
心より御礼申し上げます。
そして難しい注文に応え、難なく建前を行ってくださった12名の職人さん、本当に
ありがとうございました、ご苦労様でした。完成に向けこれからもよろしくお願いします。
今後もお施主様のご厚意で現場の進行状況をお伝えして参ります、
次回は屋根工事と土壁の工事についてレポートします。
投稿者 家工房 : 2009年07月09日 19:18
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